Tumblrのdashboardで
そして、所々にいる人がまさに電脳ハブとなっています。
有名人というよりも基本的には無名、だけどもごく一部では・・・という人が
ゴロゴロしています。followerが多いのも理由ですが、それだけではありません。
Tumblrは恐ろしい。(誤字訂正) – 湊子の徒然
というのを読みました。
それとはあんまり関係ないかもしれないけど、先日tumblrのnotes tokenを割り出す #2方法を編み出してからTumblrのデータを集めているので、実際にひとつのpostがどう広がっていくかを見てみましょう。Tumblrのreblogツリーはあることに関して誰からそれを知ったのか
という地味だけど今までなかなか知れなかったことを不完全ながらも教えてくれます。それはまるで豊川信用金庫事件 – Wikipediaの真相を知るかのようなおもしろさがあります。
Introducing: Tumblr v5
reblog notesを集めるのはけっこう大変なので、そんなにたくさんデータがあるわけではないのですが、とりあえず今持っているデータの中で最もreblog(含like)されているのは712notesのIntroducing: Tumblr v5 | Tumblr Staff でした。
Tumblrの公式ブログだというのもあって、followしている人も多く、Tumblr Staffから直接reblog/likeしているひとが199人います。アイコンの横の数字が、その人からreblog/likeした人の数を表しています。2番目に表示されているjacobは最近新しくTumblrに加わった彫刻みたいな顔のデザイナーの人です。このひとから16人がreblog/likeしています。
ざーっとみていくとわかるのですが、700もreblog/likeされていても、ひとりのひとが4人以上からreblog/likeされていることは稀にしかありません。4reblog/likeが3人、3reblog/likeが4人で、ほとんどはゼロ(reblogされることのないlikeも含まれているので多くなります)か1です。16人からreblog/likeされているのはかなり珍しいです。ほかに多くの人からreblog/likeされているのはTumblrをつくったDavidの26reblog/likeだけです。
try to hide. by ~lemonsuicide on deviantART
reblog/likeの数が一番多かったTumblr v5ビデオの例はちょっと特殊なので、もうちょっとふつうのpostがどう広まるのかを見てみましょう。
下の写真はtry to hide. by ~lemonsuicide on deviantARTからgipsによってtumblrにpostされたもので177reblog/likeを集めています。
これもタテ4200ピクセルくらいのPNGにしてみました。
この写真はTumblr v5ビデオと違って、はじめにpostしたgipsからはkielaしかreblogしていません。ここでreblogされていなかったらtumblrの中では広がらず、177reblog/likeを集めて今ここでどのようにreblogされて広まっていくかの題材として紹介されることもなかったわけです。
Tumblr v5ビデオでは3reblog/likeは稀でしたが、このpostでは4reblog/likeくらいはわりと多く見られるのと、reblogしたひとからさらにreblogされる率が高く、結果としてツリーがどんどん深くなっていっているのが分かります。その深さ、一番深いところでは20人を介して一番はじめにTumblrにpostしたgipsに繋がります!
もしこのpostをreblogしたひとがいたら、これが自分のDashboardにどうやって流れ着いたのかをたどってみてください。自分の場合はgipsから深さ16のところで繋がっていました。それをreblog元へとずっとたどっていくと、何度かそのひとひとりしかreblogしていない危なっかしいところを経由して、自分のdashboardにまさに流れてきているのがわかります。
このpostに関して一番影響力があったと言えるのは深さ12のところで出てくる、エロ系のrebloggerの間では有名なbiccchiからの12reblog/likeが最多です。でもここからはあんまり深くならず、下には3段階しかのびていません。潜在的にreblogしそうなひとたちは深さ12になるまでにもうほかの人からreblog済みで、もうreblogする可能性のある人が少なくなっていたからかもしれません。
感想
マスメディアだろうと、ブログだろうと、Tumblrだろうと、見ている人が多いメディアが大きな影響力を持つのは変わらない、と思っていたけれど、try to hide. by ~lemonsuicide on deviantARTがTumblrでreblogされていく様子を見ると、見ている人の多さが直接の影響力に繋がっているわけではないみたいです。
集めたデータからあるユーザが何人のひとにreblogされている数からfollowerの数を推測することができるのですが、はじめのgipsもkielaもそんなにfollowされている数は多くはありません。followerが多そうな人を探してreblogtreeをたどっていくと、深さ6のところのroshroshroshは、ほかの人と比べて倍くらいの人にfollowされているようです。でもここから直接reblogしたひとは4人しかいません。kielaはその半分くらいの人にしかfollowされていないのに6人の人がreblogしています。
同じものをreblogしているひとたちはだいたいお互いにfollowed/followingの関係にあるので、dashboardで見ている時には時系列の逆順におなじpostが流れてきているのでしょう。だからroshroshroshをfollowしているひとはroshroshroshがreblogしたときにはじめてこのpostを見ることになります。そして、dashboardをさかのぼって何度か同じpostを見た時のどこかでやっぱりいいねと感じてreblogするからfollowerの多いroshroshroshからreblogするひとが相対的に少なくなっているのかもしれません。
ちょうどマスメディア広告である製品を知って、そのときは、へー、と思っただけだったけど、ともだちがその製品を使っているのを見て実際に買った、みたいなのと同じように、多くの人にfollowされている人はあるpostの存在をfollowerに認識してもらう役目を果たしているだけで、それを実際のreblogに繋げているのは意外とそのfollowerのほうなのかも。